アロマ界では、刺激的なアイツ!でおなじみのシナモン
クスノキ科ニッケイ属です。
スパイスでスティックになっているものがお馴染みでしょうか。
スティックの場合、セイロン産(Cinnamomum verum)と、
中国産以外にも各地で栽培されている(Cinnamomum cassia)でスパイスとしては、ちょっと成分が違うんですか?
(調べてないので分かりませんが、そうゆう風にいろんなところで聞いたよって話です。無責任発言です)
スリランカに行った際に買ってきたシナモンは、香りが豊かで、お茶に入れるとおいし〜!と大好評でした。
食パンに、バターを塗って、シナモンパウダーをたっぷり振りかけ、その上からはちみつをかけて、トースターで焼くシナモントースト。小学生から大好物です。
京都土産の八つ橋は、皮だけのものをついつい買ってしまいます。
あ、ここでは、精油のお話に戻しましょう。
Cinnamomum cassia シナモンカッシア 採油部位:葉付き小枝
Cinnamomum verum シナモン 採油部位:樹皮 または 葉
他にもあります。産地によって学名が違うタイプがいくつかありますね。
そして、採油部位によって違う成分が取れる場合もあるので、シナモンの場合はやっぱり採油部位を確認し、どの成分が主要成分なのかをしっかりと確認して使ってくださいね。
ほとんど(全てではない)のシナモンの主要成分は芳香族アルデヒド類の桂皮アルデヒド。
シンナムアルデヒド・シンミナルアルデヒドなんて呼ばれ方もしますね。
シナモンの香りを醸し出す主成分です。
アロマ界きっての殺し屋!
人間ではありません。微生物の殺し屋です。
目に見えない生き物=微生物=細菌・真菌・ウィルス・・・
トイレに存在する細菌を99%殺すと言う噂も。
人間は殺さないでしょう。小学生の頃からシナモンパウダーを食べまくっている私も、むしろ元気です。
人にとっての問題は、皮膚です。
皮膚刺激がとても強すぎる。私は、皮膚が丈夫なので皮膚トラブルがあまりないのですが、シナモンカッシアだけ「zozoスーツ」並みのブツブツが出ました。
シナモン0.05%濃度で、17%の方が皮膚刺激を感じていると言う結果もあります。(安全性ガイド)*シナモンカッシアではありません。70%前後の桂皮アルデヒド含有のシナモンバークです。
桂皮アルデヒドタイプのシナモンは、産地や採油部位、蒸留方法などで、成分量の差が結構あります。その%やその他の成分によって皮膚刺激に差はあります。
桂皮アルデヒドの感作は、dリモネンやオイゲノールによってクエンチングされたと言う報告がある(安全性ガイド)と記載されていますので、精油の中の微量成分との「兼ね合い」と言うのは、やっぱりおもしろいところです。もっと調べて欲しいもんです。
じゃあ結局どうすりゃいいのさ?と思いますよね。
そうゆうのは自分で考えた方が良いワケなんですが、私としては・・・
何れにせよ、桂皮アルデヒドタイプのシナモンは、どれも気をつけておいた方が良さそうだ。とざっくり結論つけております。
*治療家ではないので、安全がきっちり保たれるところで使えれば良いと考えております。
どんな事に使える?
さて、安全を考慮してどんな事に使えるのかなあ・・・
殺し屋としての力を信じて
・手指消毒用のアロマ手ピカジェル
・手洗い用の石けん
・キッチン掃除用のスプレー
心身へ使うときは
・元気になりたい!
・免疫力つけておきたい!
・血流良くしたい!
ってところですね。
そうそう!
畑の害虫駆除にシナモンの精油を水に混ぜてスプレーすると良いって。
農薬ではないので、植物とっても食べる人間にとってもシナモンは無害。
でもって、虫にとっては殺し屋だから。
なかなか良いらしいよ。
やった事ないけど
誰かやってみたら教えてね!
私が通っているスクールでみんなで作った、アロマ手ピカジェル。
シナモンカッシアが1滴入ってますが、他にも7~8種類の精油が入っております。
一番たくさん入っているのは、オレンジスイート。
効力も考えたいところだけど「良い香りに仕上げる」と言うのが、アロマテラピーの大事なところ。オレンジで良い感じ〜になってるけれど、もしかしたらdリモネンで、刺激を抑えてくれるのか知らん?
*考察シリーズは、書いているものの主観も多く入っております。ご了承くださいませ。
*記載された方法でトラブルなどが起きても、一切の責任は負えません。
*アロマテラピーは用法用量をしっかり守って、安全に、楽し〜く使ってくださいね。